騒音によるトラブル

住んでみないとわからない騒音トラブルへの注意

実体験を活かし、どのような騒音トラブルが起こるのか、どういったことを注意すべきかについて体験談形式で掲載しています。

ケース1:建て付けの悪さと契約違反による騒音

会社の借り上げ住宅を出て、一人暮らしを始めたAさん。
勤務先から近く、価格も割安な1LDKの物件を借りる事としました。

その賃貸物件は、築年数が割とある2階建てのアパートタイプで戸数は20程。
そこそこ入居者は居るようです。

そんな新生活を始めて間もなく、隣の部屋から咳払いが聞こえます。
最初は、「ずいぶん壁が薄い部屋」程度にしか思っていなかったものの、窓の開け閉めや戸の動く音までも聞こえる為、次第に気になり始めたようです。

そんな中、空き部屋だったAさんの上の階に人が住み始めたことを知りました。

間もなくすると、夜中に「ドンドンドンドン」と、板を叩いたような音が響いてきて、思わず起き上がりました。

「何だいったい!?」
Aさんが驚いて起き上がると、それは、床を歩く振動音だったのです。

この時、この物件は壁が薄いだけではなく、天井に遮音材も入っていなかったという事が判明したのです。
しかも、その音は決まって深夜に毎日のように響いてきたのです。

あまりの防音性能の低さに耐えかねたAさんは、音が響きやすいということを伝え、静かに歩くようにお願いしました。その時、玄関先から奥を見ると、数人の家族で暮らしていたのです。

しかも、明らかに日本人では有りません。

二階の住人も納得したようで、用件を伝え部屋へと戻ったAさんですが、一つ気になることがありました。それは、この物件の契約内容です。
そして、契約内容を見たところ、入居人数は”単身”と書かれています。

つまり、明らかな契約違反を犯していたのです。

Aさんは、契約も守り静かに暮らしていただけに、強い憤りを覚えていました。
翌日、この事実をすぐ不動産に問い合わせたところ、最初は「そんなことは聞いていません。」としらぬぞんぜぬの一点張りで、自分達は何も関与していないというような言い方です。

それでもAさんが諦めずに問い合わせたところ、しぶしぶ確認を取り、その後の返答が「静かにするように心がけると言っていますから様子を見てもらえませんか?」というものだったのです。

その後、一時的に静かになったものの、数日すると再び夜中に床を歩く振動音が響きます。その音で寝るに寝れず絶えかねたAさんは、再度、不動産に連絡をして責任を取るように言いましたが、今度は、応対を拒否するようになったのです。

最終的には上の階の住人が他の部屋へと引越すという事になったのですが、結局、Aさんもその物件を退去しお互いにすっきりしない形となりました。

安いという理由で安易にお部屋を選ぶと、騒音トラブルを頻発しやすい。
価格と間取りだけで選んでしまうと、このような事態に陥りかねません。

その部屋が空いているということは、なんらかの原因があるので、その原因がトラブルによるものである可能性があれば要注意です。
一つの物件で複数の空き部屋がある場合は、そのリスクが高くなります。

そういったトラブルを未然に防ぐ為にも、各種チェックポイントのポイントは項目ごとに確認してください。