敷金のトラブルと解決方法

大家が「知らぬ存ぜぬ」の敷金トラブル

敷金の返金時もトラブルとなる事が多く有ります。
入居時には、そんなトラブルが起こるなんて全く思わないものですので、先々の事を考えて、こうしたトラブルとならないか不動産に確認しておく事も大切です。

ケース2:泣き寝入りする事なく戦い敷金の返還

入居後半年で騒音トラブルに見舞われ、その物件を出ることにしたBさん。
すぐにでも引っ越したい気持ちは有っても、資金が無く数か月は辛抱していました。

ようやく新居も決まり引越しできる準備も整い、退去立会いも済ませて、引越しも無事に終えることができました。

その後、不動産から敷金の返金分を確認する電話があったものの、振り込まれた金額が明らかに少なかったのです。

Bさんは、何度も明細を確認しました。
しかし、明らかに10万円程ですが、敷金の返金額が少なくなっていました。

元住んでいた物件では、色々と心労を重ねた上での引越しだったため、この返金額にさすがに苛立ちを隠せない様子です。そして、すぐさま不動産会社へ電話をかけ、敷金の返金額がおかしいということを伝えたのです。

すると、リフォーム会社の計算ミスかもしれないという話になり、そこから再びリフォーム会社へと確認が行き、再びBさんの所へと連絡が来たのですが、
「大家さんにはこの額を振り込むようにと言いました」
というのが、リフォーム会社の言い分のようです。

まるで自分達は悪くないと言いたげな態度に、Bさんもさすがに言い返しました。
「でも、そのお金が私の手元に戻って来ていないということは、そちらに落ち度がありますよね?」
そう言うと、また後日連絡するというところで話は終わります。

数日後、今度は不動産会社から連絡が来ると、どうやらその後何度か大家のもとへと足を運んで、敷金の返金について説明したようです。

しかし、返事では納得しているように言いながら、結果としては振り込んでいなかったようです。

Bさんに追い打ちをかけるように、今度は不動産会社が、「こうした問題は、大家と借り主の間でやり取りするもので、自分達には関係無いのですが・・・。」
と、開き直るような言い方をしてきたのです。

もう、これではらちが明かないと思ったBさんは、今度は、直接大家へ何度も連絡をしたのですが、その大家が高齢ということもあり、まったく話が進展しません。

「あんたに払う分は全部払ったんだから!」
と繰り返すばかりだったのです。

それでも説明しようとするBさんを他所に、仕舞いには、話の途中で電話を切られるということも何度かあるような始末。

このようなやり取りをして、1ヶ月以上も経過していたのです。

さすがにBさんも疲れ果て、自分のやっている事が間違いなのかと疑問を持つようになった時、同僚に相談すると「明らかに大家が間違っている。泣き寝入りするのはおかしい。」そう言ってくれ、もう少し頑張ることにしたのです。

そして、事の経緯を確認しとあるところへメールしてみる事にしました。

トラブルの内容を事細かく書いたメールを不動産の本社宛てに送ったのです。
すると、その翌々日。
さじを投げた不動産会社から連絡が入り、「大家さんも納得して、今日お金が振り込まれる予定です。」という言葉が出たのです。

余りにもあっけない結末となりました。
1ヶ月以上続いた大家と戦いも、たった一通の問い合わせで解決したのです。

Bさんは、解決してホッとしたと同時に、正しいことが間違っているような感覚にさせられる不動産の仕組みに疑問を隠せずにいました。