初期費用&違約金トラブル

ほぼ契約しただけで違約金を払う羽目になった物件

今では、入居者確保の為、敷金・礼金ゼロは当たり前となっています。
しかし、入居期間が短いと違約金が発生する場合が有ります。

新しく賃貸を契約したCさん。
入居開始はまだ先だったもののフリーレントで早く借りられた為、会社の休みを利用して少しずつでも荷物を運んでおく事としました。

新居に到着し部屋へ荷物を運び入れていると、すぐに気になる事がありました。
それは、どこからか音楽が聞えてくる事です。
意識してみると、それは、Cさんの入居する部屋の直上階からでした。
しかも、アンプを繋いで結構な音量のエレキギターの音まで聞えてきます。

この時、Cさんの脳裏には暗雲が立ち込めてきました。

Cさんは、その物件を「鉄筋コンクリートで構造的には防音は大丈夫だろうな」と思っていたものの、これが大きな誤解だったのです。
その物件の構造は、鉄筋コンクリートではなく鉄骨造だったのです。

不動産には、希望条件に「鉄筋コンクリートの物件で」と伝えていたらしく、何の疑いもなく誤解していたようです。

階段を歩く音。
アンプを繋いで鳴らすギターの音。
戸を閉める音も全てが響きます。

その上、夜遅い時間も物音がするような環境で一睡も出来ず、そのまま朝を迎え、Cさんは、その日の早い時間に”消費生活相談センター”へ連絡してみる事にしました。
参考:全国の消費生活センター等_国民生活センター
URL:http://www.kokusen.go.jp/map/

一睡も出来ない中で考えたことは、「ここでは生活できない」という結論だったようです。そこで、この件について、どうにか出来ないだろうかと頼ったのが消費生活センター。

事の経緯を伝えて、消費生活センターからもらった返答は、
「契約書に書いている通りで、違約金を支払わなければいけません。」
というものでした。

落胆したCさんでしたが、管理会社に連絡し最短で退去する事にしたのです。

しかし、この時点では、次の入居先をどうするのか全く考えていなかったようです。そこで、仲介してくれた不動産に一度連絡する事にしました。

退去を決めたものの転居資金に余裕が無い事を伝えると、一応話しを飲み込んだ後に、不動産からとある提案が有りました。
それは、他の物件を実質初期費用ゼロで紹介するというものです。

Cさんは、この物件の事も有ったので半信半疑で提案を聞く事にしました。
その物件は、今回の部屋よりは間取りが狭くなるものの、きちんとした鉄筋コンクリート造の高層マンションタイプだというのです。

提案によってフリーレント期間を約2ヵ月後まで延ばせるので、その間は家賃はかからず、毎月の賃料も2千円程割り引く事が出来るという提案でした。

その提案を少し前向きに考え始めたCさんですが、その件と並行して、違約金をどうにかしたい気持ちも抱えたままだったので、どうにかできないかと管理会社にもう一度電話する事にしました。

しかし、契約した最初の物件は、敷金・礼金ゼロな上でフリーレント期間だった事も有り、違約金を支払ってもらはないと、実質タダ貸しの状態になるのでどうにもできないというものでした。

それなら仕方ないと諦めたCさんは、新しい物件に移ることにしました。

その後、半日しか入居していない物件の退去立会いを済ませて書類に目を通すと、”清掃料1万円”との記載をCさんは発見しました。

「半日しか住んでいないのに、清掃料1万円っておかしくないですか?」
と尋ね、シャワーを使ってないこと、トイレも殆ど使用していない事を伝えました。

しかも、その日の内に退去連絡をしているという状況です。

この件に関して、その社員は、事の経緯を知らされていなかったという事で、結果的に清掃料は支払う必要は無くなり退去を済ませたようです。

そして、仲介手数料を含め半日入居に10万円の授業料を支払いCさんは、その物件を後にしました。