大手ハウスメーカーの角部屋

実際に住んでみてわかった事

防音など快適性の高い物件を探していたEさん。
目ぼしい条件の部屋をいくつか選び、条件やイメージとどの位近いのか内覧をしてから考える事にしていたようです。

不動産と共に内覧をしたものの、Eさんにとっては、どれも、今一つな物件ばかりでした。決めてに欠ける中、不動産の事務所へ戻ってくると、より条件に近い物件が見つかったという知らせが有ったのです。

その物件は、以下のような条件でした。

  • 4階建て鉄筋コンクリート造
  • 独立タイプの最上階角部屋(8棟)
  • 広めの1LDK(40㎡以上)
  • 収納も広い
  • 対面キッチン
  • 風呂トイレ別
  • オートロック
  • 地下鉄徒歩1分
  • 割と静かな地域

条件だけ見ると、希望に近い物件と感じたEさん。
物件は、不動産業者だけが先に見ることのできるデータベースに上がったばかりらしく、まさにベストなタイミングだったようです。

まだ入居者が居るという事で内覧出来なかったものの、転居のタイミングも有り、その物件に申し込む事にしました。

Eさんとしても、「これだけの条件なら、内覧しなくても大丈夫だろう」と思っていたようです。

入居してみると、Eさんの思った通り、周囲の環境も静かで入居者層も割と高く夜も静かに過ごす事が出来ます。

引っ越しも済み落ち着いた頃。

防音性能はどうなのかと思ったEさんは、壁をコンコンと試しに叩いてみると、音の反響が割とする事に気づきました。また、コンセントにプラグを差し込むときの干渉音なども結構響く程です。

思ったより防音性能は低い物件だと実感したのでした。

この手の物件に入居したのが初めてのEさんは、「独立タイプとは言うものの、上下階では、音が結構響くな・・・」と思い、鉄筋コンクリート造でも低層階物件は、これが限界なんだなと実感したようです。

不動産で聞いた情報では、「大○建託の物件は、ハウスメーカーのトップで低層階タイプの物件に強い」とその道のプロが言ってたのですが、それがこの手の物件の限界なら快適性はそこまで高くありません。

そんな事を思いつつも割と快適に生活し数週間後。
朝方、午前8時前後に「ガン、ガン、ガン」という音に驚き目を覚ましたEさん。

音の正体は、間もなくしてすぐわかりました。
その音は、直下階の住人が出かける度にドアの施錠確認をしている時のものだったのです。

最初は気にしていなかったEさんでしたが、外出の度に毎回のように繰り返される音。特に、朝方のまだEさんが寝ている時間にその音で起こされる生活が次第に辛さを感じるようになりました。

この件について、Eさんが管理会社に尋ねてみたところ、「世の中には、施錠したかどうか神経質な方も居ますからね・・・。え?それで全部屋に紙配れって話ですか?」という回答だったようです。

「いや、少し気になっただけなので特に問題ありません。」
と言いEさんは電話を切りました。

それ以外は快適に過ごしていたEさんでしたが、次第に、防音性能の低さが気になりだし、長く入居する物件ではないと判断し、早めの退去となりました。

全く音を出さないというのは無理な事であり、常識的な時間帯の生活音を気にするようでは、どんな物件にも入居が難しくなりますが、部屋に居る時だけ静かにすれば良いという解釈は間違いかもしれません。

自分が外出するタイミングで出す音にも注意できる事が、お互いの入居の快適性の向上に繋がるように思います。